「文字は殺し、御霊は生かす」という一文が聖書の中にあります。
この言葉を、私なりに分かりやすく超訳すると、
「聖書の戒めの言葉は人を縛り付けてしまうこともあるが、神様の愛は人の心を解放する」となります。
牧師の働きの一つに、自分の事は棚にあげてでも聖書の言葉をまっすぐに語る…ということがあります。それも大切なことです。
しかし、まっすぐに語られた聖書の言葉が、時としては人の心を殺したり、いらぬ論争を呼ぶこともあるものです。
私自身は、もう自分のことを棚に上げて聖書の言葉をまっすぐに語ることを放棄した牧師です。教会の皆にもそう言っています。それは私がしなくても、他の多くの牧師さんたちがやってくれます。人任せかーい(笑)
その代わり私はこう語ります。
「もしあなたが聖書の教えを守れない人であっても、ダメな人であっても、神はあなたを愛して救い、導いてくださるから、大丈夫だよ」と。
このことがどんな誤解を受けるかも重々承知しています。
しかし、それが私という男に神様から与えられた使命なのです。