私は昔は、言語障害があることもあり、人に対する恐れから挨拶一つできない人見知りの男でもあった。

それは、口先一つで飯を食う…あっいやそれは失言…言葉をもって人様を励まさせていただく牧師という仕事にとっては実に致命傷なことのはずなのに、そんな男が牧師として働かせていただいているのだ。

でも幸いなのは、今でも滑舌の悪い私は、人前で話す時はゆっくりと言葉を噛みしめながら話す。また「皆さん!」と大きなことは語らず「あなたは」と小さく話す。

しかしなぜかそれが良いらしく、最近は私の話し方を褒めていただくことさえもあるのだ。おだてられると私はすぐに木に登る。そしてすぐに落ちる(笑)

聖書の中に「神様の力は私の弱さに中に働く」とあるのはそういうことなのかもしれない。

まっ、しかし普段は滑舌悪くボソボソ話すので、たとえばお店で、「袋は要りますか？」と聞かれて「要りません」と答えても、袋が付いてくるのだが(笑)

あっ、人見知りのほうは、人間なんて皆大したことないかぼちゃだと分かってから、人を恐れなくなり、今では初対面の人もガン見してしまう(笑)