サマリアの女性の信仰

2023年05月07日 19:39

聖書には、サマリア人の女性とイエス様との会話が記録されてあります。
サマリアの人々は、もともとはイスラエル人で、同じ神を信じる人達でした。しかしアッシリアから来た異民族との結婚で生まれて来た人達がサマリア人と呼ばれています。
彼らのサマリア教も、基本的にはユダヤ教なのですが、異民族の慣習なども入り交じっていたようですし、ゲリジム山に自分たちの神殿を築いたので、イスラエルの人達からは異端扱いされて、仲たがいしていました。
イスラエル人にとっては、全くの異民族よりも、血が自分たちに近いけど自分たちと微妙に違う教えをしているサマリア人の方が気に入らなかったのでしょうね。現代でもそういうことってありませんか?
それにしてもこのサマリア人の女性とイエス様との会話は、とても霊的です。彼女の神様に対する飢え乾き、礼拝に対する飢え乾きが、イエス様のあの「礼拝は場所には関係なく、霊とまことをもって成すもの」という尊い教えを引き出したのです。
この時は、まだ弟子たちでさえそのような霊的な会話をイエス様とはしていません。
彼女のその信仰を、イエス様は喜ばれたのではないでしょうかね。
なんかこの時のイエス様はなんとなく嬉しそうですよね。

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